お会式について
池上本門寺は、日蓮聖人御入滅の地です。
弘安５年（１２８１）９月１８日、病の日蓮聖人は、信者の池上宗仲公の屋敷に到着、翌１０月１３日お亡くなりになるまでのひと月を、この地で過ごされました。
以来７３０年間、その教えを守り、伝え、現在に至っている神聖な場所です。
鎌倉時代は、地震・台風などの大災害、旱魃・飢饉・疫病などの蔓延、さらに蒙古襲来や武士同士の内乱まで、日本はまさに地獄の様相を呈していました。
そんな中、鎌倉新仏教の祖師たちは人々の心の平安のために教えを説きました。
日蓮聖人もそのお一人です。
日蓮聖人の御命日「お会式」、１０月１３日の前夜、池上には３０万人もの方々がお参りにいらっしゃいます。
７３０年の時を超えて受け継がれた信仰の力を、理屈抜きで感じられる場所です。
その場に居合わせるだけで、伝わるものがあると思います。
１０月１２日、池上は一年でいちばん熱い夜を迎えます。
みなさまもぜひ御参拝下さい。
お会式の御案内
地元にいても、お会式や万灯の意味を知らずにお参りしたり、にぎやかなお祭りのように思われている方もあるかも知れません。
そんな一般の方々に、お題目の信仰と日蓮聖人への報恩というお会式の本質を知っていただくために、昨年大田観光協会と協力して「お会式参拝ツアー」を開催しました。
お会式参拝ツアー
昨年の「お会式参拝ツアー」では、法話や映像・過去のポスターなどによって、お会式について学んだ後、境内を参詣しながら要所要所でしっかりお参りをしました。
参加した方々も体と心で、お会式を感じていただけたようです。
本年も昨年同様に皆様とお会式をお参りします。
また午後５時からのＢコースに参加された方には、「光るお会式桜」の試作品を差し上げます。
（写真左）
一人用の万灯を手に練供養に参加している気分でお参り下さい。
１０月１１日～１３日 「お会式のご案内」
お会式 池上本門寺
