本門寺大堂参拝
毎年1月の永寿会では、本門寺大堂をお参りした後、永寿院本堂で法話とおつとめ、そして食事をしながら懇親の席を設けています。
今年は晴天に恵まれ風もなく、気持ちよくお参りができました。
本門寺では、富澤錬真総務執事に法話をいただき、大勢の一般参拝客とともに1年の無事を祈願していただきました。
法話とおつとめ
その後、永寿院にもどり、法話とおつとめをしました。
住職の法話は、日人聖語カレンダー」から、1月の御遺文『唱法華題目鈔』を拝読しました。
「一滴の水 漸漸に流れて 大海となり 一塵積りて 須彌山となる」
ほんのわずかの一滴が集まり大きな海となるように、たった一つの塵が積もって山となるように、
小さな力が集まることによって世の中も動くということです。
さらにこれに続く文章で、一滴の誤った考えに踊らされて、世の中全体が惑わされる場合もあると、
日蓮聖人は言われています。
また、『撰時抄』という御遺文では
「衆流集まりて大海となる。微塵つもりて須彌山となれり。
日蓮が法華経を信じ始めしは 日本国には一渧一微塵のごとし。
法華経を二人・三人・十人・百千万億人唱え伝うるほどならば、
妙覚の須彌山ともなれり、大涅槃の大海ともなるべし。
仏になる道は此よりほかに又もとむる事なかれ」
と、一人ひとりの小さな力を重ねて、法華経を広める大きな力にするようにと示唆してくださっています。
本門寺では「一滴運動」を展開しています。
一羽の小鳥が羽に水を含ませて、森の火事を消そうと飛んでいったように、
その火種が自分たちにあることに頬被りをせず、
私たちも一滴の水になろうという運動です。
本日の参加者には「一滴章」という水滴型のバッチを差し上げました。
懇親会
その後、書院にてお弁当をいただきながら懇親会です。
95歳になる金子泰山さんの「『一滴の水』になりましょう」という発声で乾杯。
大いに盛り上がり、子育て世代の若い人や子供たちがお寺に集まれる行事を企画しようと有志が名乗りを上げました。
今年の永寿院はにぎやかになりそうです。
永寿会初詣り
永寿会 一滴