本門寺と狩野派
池上本門寺は、江戸幕府奥絵師 狩野家の菩提寺です。
本門寺境内には、狩野四家の墓所が点在しており、近年墓所改修に伴う学術調査も実施され多くの成果が得られています。
昭和初年の霊宝目録には多数の絵画を所蔵していたことが確認されていますが、そのすべてが戦災で失われてしまいました。
現在霊宝殿が所蔵している絵画は、戦後の奉納品と寄託の作品です。
墓所をお参りしながら、桜を愛でつつ、菩提寺ならではの狩野派展にお立ち寄りください。
http://honmonji.jp/05topic/06info/reihoden/reihoden.html
永寿院所蔵「源平合戦図屏風」
今回の狩野派展には、昨年修復が終わった永寿院所蔵「源平合戦図屏風」が初めて展示されています。
永寿院の寺伝では狩野永徳作といわれていますが、江戸時代初期狩野派の作品であることは間違いないそうです。
「那須与一扇の的」「敦盛」「鵯越の逆落とし」など、名場面が繊細かつ躍動的に描かれています。
他の作品とともに、ぜひご覧ください。
本門寺の狩野派展
狩野派 源平合戦図屏風