彼岸~受け継がれる祈り
お彼岸に、お墓参りには行かれますか。
あなたが、大切な方を思い、手を合わせる姿は、かつてあなたのご両親が、祖父母が、そしてご先祖さまが、同じように繰り返してきた姿だと思います。
そして、今のあなたの姿は、次の世代に伝わり、まだ見ぬ未来の子供たちへと受け継がれていくのです。
手を合わせて誰かを思いやる姿は、周りの人に伝わっていくものです。
その思いが形として受け継がれる場面の一つとして、お寺や伝統行事があるのだと思います。
毎日・毎週・毎月・毎年、繰り返されることによって伝わる“形”。
そして“思い”を繋いでいくことが文化であり、その繋がりが絆だと思います。
家族の形が変わり、伝統行事に触れる機会が少ない現代社会では、家庭・地域・職場など、すべての日常生活の中で、意識的に思いを受け継ぐ場面を作ることが必要だと思います。
お彼岸やお盆でのお墓参りは、そういった貴重な機会の一つではないでしょうか。
東日本大震災発生以来、“絆”の大切さが伝えられている今、身近な場面で祈りの思いを伝えてください。
桜も咲きました。
永寿院境内の枝垂桜はもう咲き始めています。
本門寺のソメイヨシノもお彼岸中に見ごろになりそうです。
温かな春の日にお花見をしながらお参りにお越しください。
お待ちしています。
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