平成24年9月10日~11日、日蓮宗の僧侶の仲間たちと宮城県女川町で被災した方々が暮らす仮設住宅を訪問し、サンマを焼いてきました。
250世帯500人が暮らす仮設住宅。住民と我々スタッフの人数分、600尾のサンマをU字溝に炭火を入れて網焼に、サンマのすり身汁も2つの大鍋で調理をしました。
食材や道具のほとんどを現地で調達し、住民の方々と我々僧侶が一緒になって支度をしました。
U字溝は現地の海産物販売所からお借りしました。1つ100㎏以上はあるU字溝を10本をトラックに積みおろし、10数人の僧侶ががんばりました。
脂がのったサンマはよく燃える。それを裏返すのも一苦労。
普段料理もしない坊さんたちが煙にまみれて焼いたサンマは、外が丸こげで中がナマのものもあり。
それでも魚のまちに暮らしていた住民のみなさんと笑いながら、食べて飲んで楽しいひとときを過ごしました。
2日目は、朝からU字溝などを返却して片づけた後、法話と茶話会を開催。
お茶を飲みながら語り合い、災害直後のことなどを少しずつお話していただきました。災害発生からちょうど1年半、ようやくあの日のことを語れるようになってきたそうです。
今回の訪問のように、一緒に何かをできることが「楽しい」と言っていただけました。
被災地訪問
サンマ 仮設