市川智康 法華経講義 『法華経に聞く』  市川智康 法華経講義

10月4日夕方、市川智康師の法華経講義が開催されました。
会場は池上本門寺朗子会館、参加者は他宗派僧侶も含め約40名。
連続講義第3回の今回は「薬草喩品第五」から「授学無学人記品第九」まで。


松尾芭蕉の「蛙とび込む水の音」の「蛙」は芭蕉自身、蛙の棲処としている「水」は仏法、「とび込む水の音」で仏さまの世界で生かされていることに気づいたのでしょうと、「薬草喩品第五」の解説が芭蕉の句の話に広がりました。

「化城喩品第七」には阿弥陀仏が「妙法蓮華経」を説いているくだりがありますが、ここでいう「妙法蓮華経」とは今私たちが読誦している「妙法蓮華経」ではなく「仏法」そのものであり、この「仏法」と一体なることが悟りである。
「浄土三部経」も「仏法」の一面であり、「仏法」つまり「妙法蓮華経」の内に含まれるというお話を伺い、法華経が最高であることに合点がいきました。

「授学無学人記品第九」では釈尊の十大弟子のひとり「多聞第一」の阿難に授記(未来に置いて仏になれると釈尊が予言し約束すること)が与えられます。阿難は釈尊の侍者として常におそばにいて、いつも説法を聞いていたので慣れてしまい、真剣に聴聞する心構えに欠けていた。そのため一期一会で真剣に説法を聞く弟子たちが先に授記を与えられていたとのお話でした。
市川先生のお話はいつでも聞く事が出来ると考え、真剣さに欠けていた我が身を反省するばかりでした。

法華経の世界が広がる市川先生の講座、次回は12月6日(木)17:00、
池上本門寺朗子会館です。

法華経講義について

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市川智康 法華経講義 『法華経に聞く』