本立寺の歴史
私の実家、横浜市旭区今宿西町の本立寺(ほんりゅうじ)が本堂の建替えに取り組んでいます。
本立寺は享保年間に荏原郡峯村(現在の東京都大田区嶺町)から移転した池上本門寺の末寺です。元文2年(1737)今宿の地に本堂を建立、開眼供養の際には本門寺から20名の僧侶が出仕して法要を営んだと記録にあります。
その築300年の本堂は、老朽化が激しくこれ以上改修して使うことが困難となり、本年4月惜しまれながらもやむなく解体するに至りました。
本堂建設
現住職(私の弟)は、東日本大震災、長引く経済不況など厳しい情勢にもかかわらず、檀信徒の皆様のご理解とご協力を得て、本堂建設に取り組んでいます。
300年間のご先祖さまの思いを、今後また数百年間、子孫たちへと受け継ぐ道場を築く作業です。
旧本堂の柱の下に埋められていた割栗石にお題目を書いて、新本堂の床下に納めようと、多くの檀信徒の皆さまが書写行に励んでいました。
まさに子孫たちに伝える何よりの心の財だと思います。
工事は順調に進み、柱が立ち、小屋組みが完成し、11月24日の上棟式に向けて丁寧な作業が行われています。
本立寺建設について
本堂建設 本立寺