水行
2月8日、日蓮宗東京都南部宗務所主催、檀信徒研修道場が池上の大坊本行寺にて開催されました。
寒風吹きすさぶ午前9時、修法師僧侶による水行から行事が始まります。
立っているだけでも体の芯から冷えてきます。
そんな中、水をかぶって心身を清め修行に臨む僧侶の姿に、参列した檀信徒は感激して手を合わせていました。
写経
日蓮聖人「御臨終の間」にてお開帳と開講式を行なった後、東日本大震災慰霊のための写経をしました。
若手僧侶による「写経のもともとの目的は仏さまの教えを伝えること、今回は震災で亡くなられた方々にも仏さまの教えが伝わるように書いてください」との説明を心に刻んで、「欲令衆」というお経を書写しました。
写経が終わった方は別室で千羽鶴を折りました。
黙々と、時には和気あいあいと会話を交わしながらも、思いは折鶴に乗って被災地に飛んでいったように感じます。
東日本大震災慰霊第三回忌並被災地復興祈願法要
昼食後、災害発生直後の救援活動や、仮設住宅との交流を続けている僧侶から、写真映像を見ながらの報告がありました。
被災地の「あのとき」「あれから」、そして「これから」を、みんなで考えた時間でした。
その後、被災地への思いを込めて、檀信徒約50名、僧侶40名による大法要が営まれました。
間もなく災害発生から2年、これからも亡き方への祈り、復興への支援、災害への備えを忘れることなく、日々の務めに励むことを誓いました。
檀信徒研修道場
祈り 千羽鶴