強害草
初夏、すらっと伸びた茎の上部に1㎝程度のピンクまじりの白くかわいい花を咲かせるハタケニラ。
その可憐な容姿とは裏腹に、驚異的な繁殖力を持ち、農業関係者からは強害草として忌み嫌われています。
永寿院境内でも例外ではなく、いくら取っても取りきれない最強の雑草です。
鱗茎
シャベルで球根ごと抜いたつもりでも、鱗茎という鱗のようにはがれる小さな球根が数十粒もこぼれ落ち、さらなる大繁殖を許してしまいます。
かといって、地上部を刈るだけだとその鱗茎から、またたくさんの芽が出てきます。
完全に駆除するためには、土ごと処分するしかないような気がします。
ハタケニラと苦悟り
タケニラは明治時代中期に日本に入ってきた帰化植物だそうです。
勤勉な日本人が草取りをするたびに、大繁殖を繰り返し今に至っているのでしょう。
抜かれることにより繁殖するハタケニラ。
今日も草取りをしながら、根っこから抜いて駆除しようとしましたが、
ほぐした土に鱗茎をばらまき、繁殖の手伝いをしてしまったような気がします。
おそらく数週間後には大繁殖をしているのでしょう。
ハタケニラの草取りは、まさに苦悟りですね。
雑草
ハタケニラ 苦悟り