朗師講とは
朗師講とは、日蓮聖人の直弟子日朗聖人の徳を偲び、その恩に報いるためにおつとめをする集まりを意味します。
日朗聖人が日蓮聖人にお仕えする姿は給仕第一の鏡とされ、現在まで尊ばれています。
池上本門寺の第二祖でもある日朗聖人の至孝の徳を受け継ごうと本門寺周辺の24ヶ寺の住職が毎月1日に集まって法要を営みます。
この集まりを「朗師講」といい、24ヶ寺それぞれを「講員」と呼んでいます。
1枚目の写真は、お宿が決まるとお預かりする日朗聖人のお位牌です。
6月は永寿院がお宿
毎月1日の朗師講は、24ヶ寺が2年間で一回りするようにお宿(会場)をまわします。
6月1日は永寿院がお宿となりました。
法要は朝9時会式。本門寺の酒井山主を導師におつとめをしていただきました。
法要後、無尽(むじん)を行ないます。
無尽とは講員が掛金を出し合い、積み立てをしながら一部を花籤(はなくじ)で講員に分配する仕組みです。
来月のお宿は大当たりの次の数字を引いた講員が受ける決まりになっています。
2枚目の写真は、講員の寺院名が書かれた札と花籤と景品です。
無尽の後、お茶を飲みながら事務連絡を行い10時には解散。
朗師講は池上の700年の伝統が代々受け継がれる場でもあります。
朗師講
朗師講 日朗聖人