イネ科の雑草で、よく似た種の「オヒシバ(雄日芝)」に比べて、その姿が、か弱く優しげであることから「メヒシバ(雌日芝)」といわれているそうです。
オヒシバは茎や穂が太くたくましい割には除草しやすいのに対して、メヒシバは地を這いながら茎を放射状に広げ、節々から根を下ろし、しかもしっかりしっかりと土にしがみつき、一気に抜こうとすると腰を痛めそうになるほどです。
さらに、抜きそこなってちぎれた節ごとまた増殖していきます。
容易には除草されないしつこさと強さ、そのしたたかな生活力は女性的といえるのかも。
この真夏の炎天下の苦悟り、かわいらしい穂を垂らしているメヒシバに手を焼いています。
雑草ファイル
メヒシバ 苦悟り