除染作業
6月19日、原発事故に伴い立ち入りが制限されている福島県浪江町を僧侶の仲間とともに訪ねてきました。
福島市から浪江まで向かう富岡街道沿いでは除染作業が進められていました。
「除染作業中」を書かれたピンクののぼり旗が立ち並ぶ街道沿いで、マスクをして作業をする人々の姿と除染された土が詰まった大型土嚢の山が、事態の深刻さを物語っていました。
帰還困難区域
検問所を通過し、最も放射線量の高い場所では持参した線量計のブザーが鳴り続け異様な緊張感の中、車は走り続けました。
深い山間地での除染作業の限界を肌で感じながら、「帰還困難地域」ではなく「帰還不可能地域」であると認め、新たなる方策を講じなければならないのではないかと思いました。
復興
浪江町に入ると、地震で傾いた建物や津波で丘に流された船が残っていました。
災害発生当初よりは片付いたということですが、原発事故の影響で立ち入りが制限される中、町の復興も住民の帰還も無理ではないかと伝わってきます。
帰路、人びとが行きかう南相馬市や福島市を走行しながら、生活感のない制限区域内の異様さを思い出していました。
福島訪問
除染 浪江