コミカンソウ
この猛暑の時期に、長さ2㎝程度の楕円形の葉を枝の両側に数十枚も並べ、すっくと立っている容姿がなんと可愛らしい草です。
この枝の裏側に花が咲き、2mmほどのミカンの形に似た小さな果実をつけるので「コミカンソウ」という名がついたそうです。
コミカンソウの果実
この小さなミカンに似た果実は、枝の裏側に十数個きれいに並んでおり、何とも可愛らしいと思うのですが、熟すと種をまき散らすというなかなかの繁殖力持ち主です。
根は浅く抜きやすいので草取りは楽なのですが、その際に人間が種まきの手伝いをさせられているようです。
葉を閉じるコミカンソウ
照りつける日差しのもとでは、葉を閉じて水分の蒸発を防いでいます。
もともと乾燥地に進出した植物のようで、この地に来るまでも相当な苦労があったのではないかと想像しながら、草取りをしつつ、繁殖の手伝いをしています。
3枚目の写真は1枚目と同じ場所で撮ったものです。
苦悟り雑草ファイル
コミカンソウ 草取り