安心して祈ることができる場所
日蓮宗僧侶有志による自死者追善法要『いのちに合掌』が、連休中の平成28年5月5日、小伝馬町「身延別院」にて営まれました。
当日の参列者は20名、スタッフ僧侶は17名、ともに経を読み、お題目を唱え、仏さまに包まれて、亡き方に思いを届けるようにおつとめをしました。
法要の後は稲田海聡師の法話です。
「つらい思いを仏さまに吸い取っていただくためにお題目を唱える。
でもしばらくするとまたつらくなる。そうしたらまたお題目を唱える。
それをどれだけ繰り返しても、仏さまはいつもそばにいてずっと見守ってくださっています」
誠実な人柄が伝わってくるお話に涙しながら耳を傾けました。
その後1時間ほど、4つのグループに分かれて分かち合いの会を行ないました。
偏見や差別・自責の念などによって日常生活の中ではなかなか口に出せないことを参列者同士でゆっくりを語り合っていただきました。
少しの時間でも心の重荷を下ろすお役に立てればと、これからもこの法要を継続してまいります。
合 掌
いのちに合掌
自死者追善法要 身延別院