東日本大震災第七回忌法要 東日本大震災 七回忌

東日本大震災第七回忌法要

東日本大震災・大津波災害から丸6年を迎える平成29年3月11日(土)池上本門寺本殿において、池上本門寺主催、大森・蒲田仏教会並びに大田区宗教者懇話会共催のもと、第七回忌法要が営まれました。

大田区内の寺院や各宗教団体の呼びかけに応じて、被災地に思いをはせる方々が300名あまり参列されました。

法要の導師をお勤めなられた菅野日彰貫首は「当身の大事」という日蓮聖人のお言葉を引用し、我が身に当てて相手を思いやることが大事だと説かれました。
いつ東京に大災害が起こてもおかしくないといわる中、「明日は我が身」と被災された方々に思いを寄せ、子孫のために備えをしなければと、法要後のシンポジウムにつないでくださいました。

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シンポジウム「大地震発生、そのとき大田区は?」

平成24年に東京都が発表した被害想定では、マグニチュード7.3の地震が発生した場合、大田区内の死者は約千人、避難所生活者は約24万人だといわれています。

シンポジウムでは、東京で直下型地震が起きたらこの町はどうなるのか? 行政や寺はどのような役割を担うのか? 人々はどこへ逃げればいいのか? ど様々な課題について考えました。

パネリストは、
・池上本門寺総務部執事 池上実相寺住職 酒井智章氏 
・日本福音ルーテル雪ヶ谷教会牧師 田島靖則氏
・大田区議会議員 深川幹祐氏
・大田区被災地支援ボランティア調整センター 瀬戸大介氏
コーディネーターは永寿院住職 吉田尚英が務めました。

池上本門寺は建物の耐震化や大田区との防災協定締結に向けて動き出している。災害発生時には多くの避難者が本門寺に集まることが予想されるので、できることから取り組んでいるとの報告が酒井執事からありました。
深川氏からは地元の避難訓練や住宅の耐震化の補助金についての情報をいただきました。
田島氏からは被災後の宗教者の役割を、瀬戸氏からは被災者は支援者でもありお互いに助け合うことが大事だというお話をうかがいました。

災害時にお寺をはじめとする宗教施設の役割を考える第一歩となるシンポジウムでした。






東日本大震災七回忌

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