ORINOVIVO~世界音楽旅行
花まつり法要に引き続き、本堂内で花まつりコンサートが開催されました。
世界中の民謡や仏教の歌をアレンジして演奏活動している「ORINOVIVO(オリノヴィーボ)」というグループのお二人に来ていただきました。
www.orinovivo.net/
「ORINOVIVO」とは、「織りの(ORINO)」という日本語と、いのちを意味する「VIVO」というエスペラント語を合わせた造語で、民謡をタテの命・世界をヨコの命として、いのちの繋がりを音楽で織り上げるというメッセージが込められたグループ名だそうです。
本来は、ツインパーカッションに、尺八、ギター、ヴァイオリン、ヴォーカルを加えた6人編成ですが、今回はヴォーカル緒方美穂さんと尺八の佐藤錦水さんによる演奏です。
仏教音楽の「三帰依文」に始まり、アイルランド民謡・ 中国民謡 ・トルコ民謡を聞きながら、まるで世界旅行をしているような大らかな気持ちになりました。
緒方さんの歌声と佐藤さんの尺八の絶妙な掛け合いがとても新鮮でした。
絵本『おしゃかさま』の読み聞かせ
コンサート中盤では、お釈迦さまのご生涯を描いた飛び出す絵本の読み聞かせがありました。
尺八のイントロに続き、女優でもある緒方さんの柔らかな語り口に老若男女みな引き込まれます。
場面ごとに住職の解説が入り、お釈迦さまの教えを学んでいただきました。
オリジナル曲『i-ki-ru』
♪ ここに生きるすべてのいのち
まわり めぐり つながる いのち ♪
すべてのいのちはお互いに関わり合い、生かし生かされている存在であると悟られたお釈迦さま。
そのお誕生を祝う「花まつり」にふさわしい歌詞です。
会場にはうっすらと涙を受かべながら聴き入る人もいました。
お釈迦さまの教えが心の中に染み入るような素敵な「花まつりコンサート」でした。
花まつり
ORINOVIVO オリノヴィーボ