なぜ今、お題目なのか?
日蓮聖人は末法救済のためにお題目を遺してくださいました。
私たちはどのようにお題目を唱えれば救われるのでしょうか?
お題目を唱えていない人々は救われないのでしょうか?
「立正安国・お題目結縁運動」開花のときを迎え、『なぜ今、お題目なのか?』を見つめます。
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上記の趣旨のもと、平成30年5月16日・17日、京都立本寺にて、第12期第1回「法華塾」が開催されました。
題目とは「妙法蓮華経」の五字、法華経に説かれているすべての教え。
唱題とは「南無妙法蓮華経」の七字、法華経の説かれているすべての教えを受持すること。
そして、すべてのいのちがともに仏に成れるようにと祈り、行動することが大事であると、田端義宏法華塾代表はオリエンテーションの中で示されました。
社会が仏教に求めるもの
『いいお坊さん ひどいお坊さん』『聖の社会学』『心が軽くなる仏教とのつきあいかた』等の著書がある勝桂子さんを講師に「社会が仏教に求めるもの」というテーマで特別講義をいただきました。
ファイナンスプランナー、行政書士として、相続や墓じまいの相談に対応している中で見えてくるのは、現代社会の生老病死苦に向き合うために宗派・宗教を超えて連携していく時代ではないかということ。
そして人間の過剰な欲求と傲慢にブレーキをかけるのが宗教の役割ではないかと問題を提起してくださいました。
日本仏教が宗派を超えて統合するためにはどうしたらよいか?
2日目の「お目覚めタイム」では、初日の特別講義をヒントに『日本仏教が宗派を超えて統合するためにはどうしたらよいか?』というテーマで「マンダラ法会議」が進められました。
「マンダラ法会議」とは、参加者テーマについての意見を述べ、ラベルに書き込み、模造紙に広げていくというKJ法をベースにした会議法です。
「宗派の統合は難題が山積みだ」「統合より協調では?」「釈尊の教えに戻れば可能性はある」「法華経の出番か? しかし自己満足にならないか?」など、1日かけて具体的な図解がまとめられました。
法華塾
法華塾 勝桂子