思い込みにとらわれていないか?
思い込みに縛られていると、正しくものを見ることができなくなってしまいます。
そのとき、少しだけ視点を変えると、ものの見え方が変わってくるものです。
真上から見ると「丸」、真横から見ると「四角」、斜めから見たその本体は「円柱」。
それと似たようなことが、私たちの身の回りには結構あるように思えます。
視点を変えることができないのは、自分に都合の良いことしか目に入らない、自分に都合が悪いことは見ようとしない、集団で同じ方向から見てしまうなど様々な原因があると思います。
しかし、自分一人で視点を変え、思い込みを解きほぐすのは難しいものです。
人から過ちを指摘されても素直に受け入れられなかったり、自分一人が正しくて他者が間違っていると腹を立ててしまったりしがちです。
お題目を唱えながら、「思い込みにとらわれていないか?」「視点を変えてみたらどう見えるか?」と、仏さまに問いかけ、自分を見詰めてみてください。
きょうの説法
思い込み 視点を変える