僧侶のみの法要と無観客試合
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https://youtu.be/5l52ej_r-hg
永寿院動画チャンネル
本年の施餓鬼会は、新型コロナウイルス感染の配慮から、僧侶のみにて本堂内で法要を営み、お参りの檀信徒の皆様には外からお焼香をしていただくという形になりました。
法要にご出仕ただいたのは、池上照栄院住職 石川龍彦上人と本門寺の学僧さん3名です。
コロナウイルス禍の下、プロ野球やサッカーが無観客で試合を開催し、ネットで配信されています。
選手たちのプレイは、真剣勝負そのもので、観客の有無に左右されることはありません。
我々僧侶にとって参拝者がいない法要は無観客試合と同じです。
もともと目に見えないご先祖さまや精霊に対して供養を届けていますので、堂内に参列者がいなくても、真剣勝負に変わりはありません。
その法要のダイジェスト版を動画でお伝えいたします。
施餓鬼会法要次第
道場偈(どうじょうげ) 仏・法・宝・僧の三宝を讃え、道場にお招きする声明です。
切散華(きりさんげ) 華を撒き道場を荘厳し、仏さまの座を設け供養する声明です。
行 道(ぎょうどう) 雅楽に合わせて僧侶が散華と「自我偈」を唱えながら施餓鬼棚のまわり
を三周し、供養の品と想いを精霊にお届けします。
開経偈(かいきょうげ) 法華経を讃え、読経の心構えを説きます。
読 経(どきょう) 法華経の「提婆達多品(だいばだったほん)」を皆で読みます。
導師は新盆の提灯と塔婆に灑水供養をします。
(灑水供養→ www.eijuin.jp/News/view/1/319 )
鐃 鈸(にょうはち) 鐃(ドラ)と鈸(ハチ)の音の響きを仏さまにお供えます
祖 訓(そくん) 『四条金吾殿御書』という施餓鬼について説かれた日蓮聖人のお言葉を
拝読します。
唱 題(しょうだい) 仏さまの大いなるいのちの中で、ご先祖さま、亡き方と共にあると感じ
ながら、一心に唱えます。
宝塔偈(ほうとうげ) 法華経を受持する功徳を讃えるお経です。
回 向(えこう) 法要の功徳を有縁無縁の精霊に届けることを導師が申し述べます。
祈 願(きがん) 病魔退散と万民の身体健全、国土安穏を祈ります。
四 誓(しせい) 仏道に努める四つの誓いを立てます。
奉 送(ぶそう) 仏さまをお見送りする声明です。
法要動画
永寿院 施餓鬼