六根清浄
永寿院の寺報『永寿院だより』は第百号を数え、平成8年6月に第一号を発行してか25年の歳月が過ぎました。
これからも変わらず、お寺の行事や日蓮宗の教えなどについてお伝えせさせていただきます。
さて、今回は「百」に因んだことわざを取り上げます。
「百聞は一見に如かず」、他者の話を百回聞くより一度でも自分の目で見た方が確実であるという意味です。
中国の紀元前の『漢書』に由来するものですが、さらに後世に次の文章が加えられました。
「百見は一考に如かず(百回見るより一回でも考える)
百考は一行に如かず(百回考えるより一回の行動)
百行は一効に如かず(百回の行動より一回の結果)
百効は一幸に如かず(百回の結果より一回の幸せ)
百幸は一皇に如かず(百の個人の幸せより万民のために)」
法華経を受持すると六根(眼耳鼻舌身意)が清浄になると説かれています。法華経信仰に励み、
六根を清浄にして、コロナ禍においても、正しく見聞きし、考え伝え行動し、皆が幸せになれるように務めましょう
そっと後押し
百聞 六根