盂蘭盆会
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お盆=盂蘭盆会の起源は、お釈迦様の十大弟子の一人目連尊者が餓鬼道に墜ちた母親を救うために、お釈迦様の教えにしたがって供養したところ、その功徳によって母親が救われたという「盂蘭盆経」の物語にあるといわれています。
神通第一といわれた目連尊者は、その神通力で亡き母の往き先を訪ねると、飢えに苦しむ餓鬼界に
堕ちている様子を目の当たりにしました。
目連尊者はお釈迦さまに母親を救う方法を尋ねると、「雨安居」という修行を終える7月15日に、僧侶たちに「百味の飲食五薬」の供養をするようにと言われました。
これが盂蘭盆会の起源です。
ところで、なぜ目連尊者の母親が餓鬼道に堕ちたのかというと、息子目連のためにもの惜しみをしたからだと言われています。
母親は息子のために犯さなくてもよい業を犯し、苦しみの中にあえいでいたのです。
お釈迦さまは「百味の飲食」を供養することによって「布施」する徳を教え、「餓鬼」に象徴される「貪り」の心を乗り越えるようにと諭されたのです。
私たちは知らず知らずのうちに、自分のため、自分の身内のために他者に迷惑をかけたり、悲しませたりしているものです。
親やご先祖様たちもまた無意識に罪を負ったかもしれません。
はるか昔から命を繋いでくださったご先祖さまのおかげで今の自分があることに感謝し、餓鬼に堕ちた人たちにも施し、ご先祖さまの供養をして冥福を祈るのがお盆の行事です。
過去にも疫病が蔓延したことは数多くありました。
ご先祖さまたちはそれを乗り越えて来たからこそ、現在の私たちが生きているのです。
長引くコロナ禍、今できることに地道に取組み、お盆にはご先祖さまに私たちを見守ってくださいと、お願いしましょう。
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