施餓鬼
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お釈迦さまの十大弟子のひとり、阿難尊者の元に、あるとき口から火を吐く餓鬼が現れました。
そして
「お前の命はあと三日で終わりだ。俺たちと同じ餓鬼になるのだ。
もし助かりたいのなら、明日中に無数にいる俺たち餓鬼の仲間に食べ物を施せ」
といいました。
阿難尊者は困ってお釈迦さまに相談します。
お釈迦さまは
「一つの器に食べ物を入れ呪文を唱えると、器の食べ物は無数の食物となり餓鬼に施され、阿難も救われるであろう」
とお答えになりました。
阿難尊者は、その通りにして長寿を全うしたといわれています。
この話に基づいて施餓鬼会が行なわれます。
施餓鬼檀に食べ物をお供えして、経文を唱え、ご供養します。
餓鬼は私たちの心の中にもいることを自覚し、貪りの心・肥大する欲望を抑えて生きることを思い起こさせる行事が施餓鬼会です。
コロナ禍の自粛生活で、我慢を強いられる日常が続いています。
その反動で欲望が暴発しないように、また我慢をし過ぎて心身に変調を来たすことがないように、上手に心の中の餓鬼と向き合うことも必要です。
心の中の餓鬼が大きくなりすぎて困ったら、お題目を唱えて仏さまに相談するもよし、
それでも対応できなくなったら誰かに相談しましょう。
そしてお互いに慈悲の心で支え合って生きていくことを確認するのも施餓鬼の意味だと思います。
そっと後押し
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