心を受け継ぐ
それぞれの家庭ごとに特有の生活習慣があるものです。
食事の時間や入浴の順番といった日常のことや、お盆や正月など年中行事の過ごし方まで、家族の生活を円滑にするために大切にしていることがあるのではないでしょうか。
かつての日本では家業や財産の継承とともに、「家風」に代表される精神的な事柄の継承も重要視されていました。
家風には、ご先祖さまのおかげで今の自分があるという感謝の思いや、子孫がよりよく生きて行くための智慧がたくさん込められてきたのだと思います。
近年、核家族化が進み、親子二世代家族が増え、子が巣立つと夫婦二人世帯となり、さらに配偶者に先立たれると独居となり、家族も家風も消滅しつつあります。
お盆やお彼岸にお寺とお墓をお参りした際には、ご先祖さまや亡きご身内を偲び、家や家風を思い起こしてみてください。
家風
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