「聴く」と「聞く」 「聴く」 聴く 聞く

「聴く」

聴く」は、注意して耳に入れること。
「聴」には耳と目と心という文字が含まれています。
耳だけでなく、目も心も使って相手の思いを理解しようとする行為が「聴く」です。

もし誰かに悩みを打ち明けられたら、言葉以外に表情や行動に注意を向け、相手の言葉を最後まで受取り、言葉の背後にある感情に共感を示す聴き方が大切です。
つらい気持ちや悩みを聴いてもらえたら、心が軽くなったと感じることでしょう。

「聞く」

聞く」は、耳から入ってくる音声を感じ取り、その内容を判断すること。
心を落ち着かせて耳を澄まして聞いてみると、普段気づかずにいる鳥のさえずりや風の音が聞こえきます。

仏さまの声や気配も私たちの身のまわりにあふれています。
故に仏さまの教えを聞くことを「聞法(もんぽう)」といいます。
仏さまの声が聞こえるか否かは心もち次第。
耳を研ぎ澄まして瞑想してみましょう。

今日の説法

聴く 聞く

「聴く」と「聞く」「聴く」