仏性
自分には三つの「自分」があるといわれます。
一つ目は「自分が思う自分」
二つ目は「他人が思う自分」
この二つは食い違うことがあります。
例えば、自分では暗い性格だと思っていたのに、他人からは明るくて積極的だといわれたことはありませんか。
しかし、どちらも同じ「自分」の一面であり、「自分」のすべてではないはずです。
そして、三つ目は「本物の自分」です。
自分も他人も気づかない内面の隠れた力、優れた力が実現された「自分」です。
自分や他人が思う「自分」とは、水の上に顔を出している氷山の一角のようなもので、本物の自分の大部分は水の中にある表に見えていないものです。
その本物の自分を「仏性」とよび、自分の「仏性」に気づくことを「悟り」というのです。
人生とは「本物の自分」を探す旅。
「仏性」を磨き、輝かすのが信仰です。
今日の説法
自分 仏性