法華経との出会い 新しい人生が始まる 是の法華経を聞きたてまつりて随喜せん者は幾何の福をか得ん 隨喜 功徳

是の法華経を聞きたてまつりて随喜せん者は幾何の福をか得ん

法華経「随喜功徳品第十八」の一節です。

隨喜」とは、隨順し歓喜すること、つまり教えを聞いて心の底から喜ぶことです。

前の分別功徳品では、仏様のお説きになられた最高の教え・法華経を心から信じ、実行する人にはいろいろな功徳があるとされ、その中でも一番大きな功徳は、法華経を聞いて素直に喜んで自らに受け入れるところの功徳であると説かれました。
それを受けて、この章では「隨喜」の功徳がどれだけ重要なものであるかを改めて一つの章として、取り上げられているのです。

私達が何か欲しいものを手に入れようとしたり、事業を成し遂げようと努力をし悩み苦しんだ末につかみ取った時、達成感と喜びを得ます。 
しかし人間としてこの世に生を授かる事の出来たすばらしさに気付いた時の喜びはそれ以上のものです。
何故ならそこに気付く事はなかなか難しいことであるからです。
そしてまた、法華経にご縁を頂く事はさらに難しいものであると日蓮聖人はお示し下さいました。

今私達は全てのものに生かされているのだと気付き、日蓮聖人を通じ、良いご縁を頂いた事を素直に喜び受け入れられるところにもう一つの人生の始まりがあることをご教示くださっているのです。

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隨喜 功徳

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