池上本門寺 仁王尊像御身拭(おみぬぐい)式
2013年12月22日(日)冬至の日、池上本門寺にて「仁王尊像御身拭式」に参列いたしました。
午前11時に法要が営まれ、池上本門寺仁王門の仁王尊像の一年間のほこりを払い清めます。各自てぬぐいやタオルを持参して、参列者たちは仁王門の前に集まりました。
冷たい風の強い日でしたが、池上本門寺から雪化粧をした富士山の姿がくっきりと見えます。
仁王門のあたりからも眺めることができ、準備中のお坊さんから「富士山がきれいですよ!」と参列者みなさんで富士山を眺める一幕もありました。
池上本門寺の仁王尊像
池上本門寺の仁王門と仁王尊像は昭和20年、空襲により焼失してしまいました。
仁王門は昭和52年に再建されます。
彫刻家の圓鍔勝三(えんつばかつぞう)さんによるアントニオ猪木さんをモデルにした仁王尊像は、本殿の外陣にいらっしゃいます。現在、仁王門にいらっしゃる仁王尊像は仏師原田佳美さん作で、平成13年10月に開眼供養されました。
仁王尊像御身拭式に参列して
いつも門番をしてくださる仁王尊像へ感謝の気持ちを込めて、一年間のほこりを払い清めます。
最初にお坊さんが、次に一般の参列者が仁王尊像のほこりを払い清めました。
御身拭式が無事に運ばれますと、お坊さんから、伝統行事をひとつひとつ大事にして、後世へ伝えていきましょうというお言葉がございました。
すっきりとなさった仁王さまと一緒に、身も心も新たに新年が迎えられそうです。
写真は御身拭い式を終えた直後の、大堂からの仁王門のようすです。ちょうど仁王門に、雲を通して太陽の光が注がれているように見え、美しい光景が広がりました。
池上本門寺 仁王尊像御身拭式
仁王尊像 池上本門寺