1月1日 池上本門寺
1月1日、早朝はとても寒いのですが、寒さや眠気にも負けず、毎年初日の出スポットには多くの人が訪れます。
じっと空を眺めて待っている時の不思議な感覚。そして日が出た時に、「おおー!」と自然に起こる歓声。
お正月は何かと気忙しい日々が続きますが、何もせずにただ日が出るのを待つというシンプルさも良いのです。
池上本門寺は普段から見晴しが良く、池上会館には屋上庭園と展望台もあります。
きっと初日の出もきれいに見えるだろうと思い、1月1日池上本門寺へ向かいました。
初日の出を待つ
朝6時過ぎ、昨夜の名残でしょうか。除夜の鐘に並ぶ際に使った柵、屋台や境内を掃除する人の姿が見られます。
7時に近づくにつれて、人も徐々に集まってきました。池上本門寺周辺は大きな樹が多いため、何か建物の上に上らなければ初日の出を見るのは難しそうです。
しばらく初日の出スポットを探しながら境内を散策していますと、大堂の東側と池上会館の展望台の2ヶ所に人が集まっていることがわかりました。たくさんの人が東側の空を見つめ、初日の出を待っています。
今年は天候には恵まれたものの、雲が多かったため、うっすらと雲がオレンジ色に染まっていく感じでした。
池上会館の屋上庭園からは、遠く富士山のシルエットも見えます。
初日の出の瞬間はよくわかりませんでしたが、空が澄んで雲が流れ、非常に色の移り変わりが美しく、多くの人が日の出の時間が過ぎ去ったあともずっと空を見ている姿が印象的でした。
池上本門寺の白い鳩
池上本門寺には、開運・招福のお守り「福鳩守」というお正月限定のお守りがあります。
このお守りには白い鳩が付いています。
池上本門寺境内では鳩をよく見かけるのですが、たまに白い鳩もいます。茶色の模様が入った白鳩が多い中で、一度だけ大堂に真っ白な鳩がいるのを見たことがあり、「福鳩守」を見ると、その白鳩のことを思い出します。
鳩は五重塔付近によく見られますが、真っ白な鳩は一度しか見たことはありません。
大変貴重な白鳩であったと、今さらながら気がついたのです。
初日の出 池上本門寺から
初日の出 池上本門寺